2007年10月 7日

半額で売る!

朝日新聞に出ていた記事ですが、本屋で売れ残った本を半額で売る試みがスタートらしいです(↓)。
http://book.asahi.com/news/TKY200710070036.html

そもそも夕方のスーパーなどに行けば、こんなことは当たり前ですし、そもそも資本主義の原理というのでしょうか、需要と供給の関係からすれば、売れなかったら値段が下がるのは当たり前だと思うんですよ。

でも、書籍の世界は再販制といって、値段を買えて売ってはいけない、出版社の提示した価格で売らなければいけない、っていう、たぶんこの業界以外の人から見たら旧態依然とした、頑迷固陋の、まさしく陋習にしがみついている業界に見えるのでしょうね。

あたし自身は、出版という性格上、再販制が存在する必然性と言いますか、存在することのメリットっていうのは十分に認識しているつもりです。

それでも、時代の流れ、世間の常識を考えれば、もう少し弾力的な運用ができないものかと思います。

何より、旧態依然に安穏として、これ以上ないくらいに長い不況のトンネルに入ったまま抜け出せないでいる業界なんですから、あらゆる面で改革、改善をしていかなければならないのは、火を見るよりも明らかなわけですから。

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