2007年9月10日

2007年09月号

社会人になると、しばしば「十年選手」なんて言葉を耳にします。十年も勤めれば、もう一人前ということなのでしょう。でも最近は同じ十年でも「十年ひと昔」という言葉が気になります。若い書店員さんを前にして十年、時にはそれ以上の世代差を意識させられます。

そして本題。ジミー・ペイジを知らない書店員さんが多いんです。もちろんロック談義に花が咲く方も大勢いますが、書店の文芸担当は得てして若い女性が多く、そうなると二十代の彼女たちにとっては「ジミー・ペイジ」が人名だということから説明しなくてはなりません。

ツェッペリン、三大ギタリストなんて単語を並べても、どうも彼女たちの琴線に触れないようです。この世代差、如何ともしがたいです。かく言うこちらも、リアルタイムで熱狂した世代ではないので、熱っぽく語れないのが哀しいところですが。

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