2007年8月12日

夏休み、盆休み?

世間は盆休み、夏休みです。毎年恒例ですが、高速道路の渋滞、新幹線の乗車率、羽田空港や成田空港の混雑がニュースで流れます。

去年のダイアリーでも書いたかもしれませんが、あたし盆休みって聞くと、どうも黄昏気味なんです。ニュースを見ると世間では「夏休み本番!」とか「夏、真っ盛り」なんて言われますが、昔からそういう気分になれませんでした。

理由は簡単です。小学生にとって7月の20日過ぎから始まった夏休み、当然終わるのは8月31日です。となると、8月の15日頃の盆休みなんて、小学生だったあたしの感覚では「もうすぐ夏休みも終わり」なんです。世間が盆休みになるというのは、あたしにとって「もうじき学校が始まるよ」とアナウンスされているに等しい感じだったのです。

もちろん「宿題が終わってないよー」なんて、最後になって泣きが入るタイプではありません。終わらせられる宿題は、できるなら7月中に終わらせてしまうタイプの子供でしたから、宿題どうしよう、と悩むことはありませんでした。

ただ単純に「ああ、もう夏休みが終わっちゃうんだ」という寂しさでいっぱいでした。もちろん「何かやり残したことがある」っていう感覚もありませんでした。

つまり「終末感」、ベル・エポックでしょうか? とにかく、この感覚が未だに尾を引いています。社会人になって40日の夏休みなんてあるわけがないのにもかかわらず、やはり「盆休み」のニュース報道を見るにつけ、そういう感覚に襲われるあたしなのでした。

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