2007年7月24日

パール判事、売れてます!

先週の木曜日に配本(取次搬入)になった新刊『パール判事』が出足好調に売れています。

配本されてまだあまり経っていませんから、せいぜい朝日一面下欄に今朝広告が載ったくらいで、大きな紹介記事や書評なんて出ておりません。

にもかかわらず、既に書店で動きが見られ、週明けとともに補充・追加の注文電話がいいペースがかかってきます。

安倍内閣になって以来、改憲論議が賑やかになってきましたし、このところ所謂右からの揺り戻しのような論調が目立ちます。東京裁判の見直し、再評価もホットな話題です。

東京裁判となるとパール判事。A級戦犯の無罪を主張したインド人判事ですよね。しかし、実際パール判事がどんな人で、どういう考え(彼のバックボーン)か ら無罪を主張したのか、実はきちんと知っている日本人って少ないんじゃないでしょうか?(煽動的な本の著者の中には、全く歴史文献を自分で読まずに書いて いる人もいるみたいですし...)

ここは一つ、『中村屋のボース』の中島岳志さんに、きちんとパール判事について語ってもらわねばなりますまい!

それにしても、書店を回っていると、例年になく東京裁判絡みの本が目立つような気がしますけど、気のせい?

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