2007年7月 3日

折り返し運転

昨日に引き続き、中央線高架の話です。

あたしが日常的に利用する武蔵小金井駅は車庫があるので、しばしば「武蔵小金井始発」や「武蔵小金井止まり」という電車が走っています。そのため、ホームも始発・止まりの電車用にもう1ホームあります。

新宿方面から武蔵小金井止まりの電車が到着すると、もちろんそのまま車庫へ回送になる電車もありますが、折り返し東京行きの武蔵小金井始発電車として出発していく電車もあります。

これまでは下りも上りも同じ地面にホームがあったので、下り線を走ってきた電車が武蔵小金井駅の直前で折り返し用(?)のホームへ入線し、しばらくすると始発電車として出発し、こんどは上り線路へ走り出していく、という芸当も簡単なものでした。

ところが、今回の高架化工事によって、現在武蔵小金井駅は、通常の下りホーム、上りホームの他に上りの始発電車用ホーム、下りの武蔵小金井止まり電車用ホームの計4番線までありますが、武蔵小金井より東側、つまり三鷹、東京方面には高架の下り線と地面の上り線をつなぐ線路が一箇所もありません。

ですから、下りの「止まり」ホームへ着いた電車が、そのホームからこんどは上り電車として出発していくことができないのです。

武蔵小金井の西側、つまり国分寺、立川方面にはホームを出るとすぐに、武蔵小金井の車庫へ入るため、高架から地面へ降りるスロープの引き込み線があります。

結局、折り返し電車が今もあるのかどうかわかりませんが、小金井止まりの電車はいったん高架上のホームに到着した後、そのスロープを降りて地面の線路へ移り、そこから上りの始発用ホームへ入線しないとならないわけなんですね。

電車も面倒くさいでしょうね?

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