2007年6月 3日

景気回復?

日曜日は、朝食を済ますと、あるいは朝食を食べる前に、朝日新聞を開いて(←うちは昔から朝日です)、読書欄を見ます。政治・経済・社会と、一通り眺めますし、読みますが、もっともチェックするのは仕事柄、読書欄です。

ところで、日曜日の朝日新聞は、いろいろな求人広告が出るので、それのチェックを怠らないフリーターの人、リストラされた人ってのも多いのではないでしょうか?

そんな方、今朝ご覧になりましたでしょうか? あたしの勤務先も含め何社か出版社の社員募集広告が出てましたよね。それも比較的名の知れた出版社です。うーん、この数年、否、十数年、出版界は長引く不況から抜け出せずに呻吟しているんですけど、こういう社員募集広告が出るということは、少しは景気回復がされているんでしょうか?


いやー、そんなことないですよね? むしろ、この業界も団塊世代の大量退職が続くので、たとえ不景気で余裕がなくても人員補充をしないと数年後に大変なことになる、という危機感の表われではないでしょうか?

大手メーカーなどと違って、この業界は毎年新入社員を採るわけではないです。数年おきにってところが多いのではないでしょうか? そんでもってなおかつ、途中で辞めていく人も多いので、どうしても社内の年齢構成・人員構成に歪みが出てしまいがちです。そういうものの是正というのも、今日の募集広告にはあるのではないかと思います。

しかし、なかなか不景気を脱せないのだとしたら、この社員募集って両刃の剣ですよね。各社、若い人を期待しているのか、経験豊富なベテラン(=即戦力)を期待しているのか、気になります。でも、即戦力になる社員を募集するくらいだったら、この不景気を打開できる経営者・管理職を募集した方がよいのではないかと思ってしまいますが……

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