2007年5月27日

残酷サファリ

中国のあるサファリパークで、トラの群れの中に牛を放してトラに喰わせる(狩りをさせる?)のを見物人(お客)に見せているとかで、動物愛護団体がそれを問題視しているというニュースが日本のテレビ番組であったそうです。
 
まず、個人的に、アメリカを中心とする動物愛護団体というのに大して、あたしは嫌悪感と言いますか、あまり好印象を持っていないのですが、それはひとまずおきます。
 
このニュース映像、YouTubeなどにも出ているようで、あたしも見ましたけど、確かに残酷ですね。でも、映像なので、「どうぶつ奇想天外」などの動物教養番組でも同じようなシーンは何度も見ているので、特に驚きはしません。
 
ただ、テレビで見るのと、それを実際に目の前で見せられるのとでは、ショッキングさにおいても月とスッポンでしょう。確かにトラのえさとして肉を与えるのはわかりますが、普通はブロック肉などをやるものではないでしょうか。
 
中国は国を挙げての競争社会、弱肉強食の世ですので、そんな競争社会に負けるな、という社会勉強の一環としてこういったサファリパークが流行っているのでしょうか? 少なくとも映像で見る限り、嫌がっている中国人はいませんね。みんな嬉々として、食い入るように見ています。(そもそも、こういうの嫌いな人はパークへ行かないのかな?)
 
それはそうと、この動物園、日本のテレビニュースでは「中国南部の」と言われていますけど、「ハルビンサファリパーク」とかって言っているじゃないですか。ハルビンは東北だよ、と思わず突っ込みを入れてしまいました。映っているパークのマイクロバスにも大きく「黒竜江省」って書いてありますよ。黒竜江省やハルビンが中国のどこなのかもきちんと確認しないで、誰が言ったのか書いたのかわかりませんが、「中国南部」と平気で報道している日本のテレビ局もどんなもんでしょうか?
 

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