2007年4月30日

いつの間にか昭和の日?

今日30日は振り替え休日で、祝日は昨日。
 
4月の29日と言えば、あたしのような昭和生まれには「天長節!」、じゃなかった「天皇誕生日」という思いが強いのですが、平成になって「みどりの日」に代わりました。
 
最初のうちは多少の違和感を覚えましたが、確かに新緑のまぶしい季節ですから「みどりの日」と呼ぶのがふさわしいと思います。でも、なによりも4月29日が祝日でなくなるとゴールデンウイークが半減してしまうという現実的な要請から、なんとか理由をつけて29日を祝日のまま残そうという空気があったのだと思います。
 
それはともかく、カレンダーを見ると昨日は「みどりの日」ではなく「昭和の日」なんですね。肝心の「みどりの日」は5月4日なんだそうです。今年からそうなったとかってニュースでも言ってました。
 
5月4日は、確かずいぶん前の祝日法の改正で、祝日に挟まれた日(一日限り)は国民の祝日とする、というような、つまり5月4日のためだけに作ったような法律のおかげで、祝日となりましたよね。「国民の祝日」ってことで、具体的に何かの祝日なわけじゃないんです。企業で言う「ヒラトリ」みたいものでしょうか? あるいは「無任所大臣」でしょうか?
 
その5月4日が「みどりの日」になって、4月29日が昭和の日だそうです。
 
個人的に、日本史の中において昭和という時代は一、二を争うほど激動の時代だったというのは認めますが、別にそれを記念する祝日を設けなくなっていいじゃない、って思うんですよね。その時代、時代に生きた人にとっては、いつの時代だって激動だったんじゃないかと思いますし、比較的平和な時代だって、そう長く続いていたとは思えません誰だって人生の中で激動と呼べる時代をくぐって生きていたんじゃないかと思います。
 
それにしても、あたしが知らなかっただけなのかもしれませんが、今年から昭和の日になるって、ニュースで大きく報道されていたでしょうか? 祝日が増えるのは嬉しいと思いますが、あまり国民が知らないうちにいろいろ決まってしまってよいのでしょうか、となんとなく思います。
 
ハッピーマンデー法案の時はうれしかったですが、この次は祝日と土曜日が重なったら前日の金曜日を振り替え休日にする法案を通してもらいたいものです。
 

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