2007年4月15日

ウェブサイトの多言語対応

関東地方でいま最も熱い話題といえば、3月から登場した「PASMO」かもしれません。この一枚で首都圏のJRも私鉄も地下鉄もバスも乗れちゃうという優れものです。
 
あまりにも人気が沸騰しすぎたために、カードの在庫が怪しくなり、なんと8月まで、定期券を除いて、発売が一時中止となってしまいました!
 
先行するJRのSuicaとの相互利用可能なので、別にPASMOじゃなくてSuicaを持っていれば、それで済む話なんですが、やはり私鉄沿線の人口ってのが膨大だったのでしょうね。
 
それはそうと、このPASMO、ちょっとウェブサイトをのぞいてみましたら、このサイトは日本語の他に英語、中国語簡体字、中国語繁体字、ハングルのページも用意されているんですね。コンテンツ的には日本語の充実には劣りますが、英語はともかく、中韓のサイトまであるとは、やはりこの両国の在日の人がどれだけ多いかってことですよね。こういう日常生活に結びつくところって、留学生にしろ長期滞在者にしろ一番知りたいことじゃないですか。ちゃんと用意されているってのはいいことだと思います。
 
このPASMOと比較される関西のPiTaPaは、そのサイトは日本語のみのようです。関西の方がよっぽど中国人が多いような気がするんですけど……。その代わりといってはなんですが、スルッとKANSAIのサイトはPASMOと同じく英語、中国語(繁・簡)、ハングルが用意されていますね。
 
 
いま熱い、もう一つの話題は東京国立博物館のダ・ヴィンチ! それはおいておいて、国立博物館。名称は国立がついていますが、すべて独立行政法人になっちゃいましたね。
 
とーはく、きょーはく、ならはく、きゅーはくの4つがありますが、どこも日本語サイトと英語サイトしかありません。もう少しアジアに配慮があってもよさそうなものですが……。ただ、どこもPDF版の博物館ガイドは数カ国語で提供されていますね。
 
多言語とは関係ないですが、東博と奈良博はメールマガジンを発行していて、京博はモバイルサイトがあります。各博物館が、もちろん展示企画が競のが本来の姿でしょうけど、いろいろコンテンツでも競ってよくなっていったら楽しいと思います。京博の子供向け「博物館ディクショナリー」はなかなか秀逸だと思いますから。
 
PASMO
PiTaPa
スルッとKANSAI
 
東京国立博物館
京都国立博物館
奈良国立博物館
九州国立博物館

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