2007年4月11日

イラストレーターでタイ語

先日来、地図作りばかりですが、タイの地図の発注が来ました。
 
タイの地図は、かつてタイ語の学習参考書の見返しように作ったことがあります。ただ、その時は、湯治のアドビ・イラストレーターではタイ文字の入力ができませんでした。Windowsでは既に対応していて、MS-Wordなどでは自由に入力できていたんですけど、イラレはまだUnicode対応していなかったんです。
 
その時はどうしたかと言いますと、結局、地図と日本語の地名だけを作り上げて、タイ文字は別途出力したものをはりつけたんです。最終段階はかなりアナログな作業でした(涙)。
 
ところが今回、既にイラレのバージョンは「Adobe Illustrator CS2」で、Unicode対応も済んでいて、タイ文字の入力には何の問題もありません。
 
とはいえ、実際には、あたしにはタイ文字を入力するほどのタイ語運用能力がありませんので、著者の先生がタイ語と日本語(←ルビのつけ方にも著者の方それぞれのこだわりがあるものです!)をファイルでいただき、そこからコピー&ペーストでイラレの地図に加えていきました。
 
今回は簡単(!)などと思った刹那、アクセント記号が文字の上に付くところがあるんですが、Wordでは問題ないのに、イラレになると文字とアクセント記号の間が開きすぎるという現象が起りました。
 
アクセント記号にもそれなりの文字としての「高さ」が設定されているらしく、それが原因のようです。Wordはそこをうまく処理しているんでしょうけど、イラレはだめです。
 
いざとなったら文字全体をアウトライン化して、アクセント記号だけずらしても構わないと思っていたのですが、アクセント記号以外の文字だけを選択して、文字のベースライン調整のコマンドで「3」あるいは「4」くらいをしているすると、アクセント記号との感覚がちょうどよくなりました。この時、文字だけをうまく選択できないと、アクセント記号も一書にベースラインが動いてしまいますので注意が必要でした。
 
それでもこの方法でうまくいけば、あくまでフォントとして取り扱うことができるので楽ですよね。
 

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