2007年4月 1日

子供のころの読書体験?

今日は夕方から立川のO書房のラウンジで、クラフト・エヴィング商會のお二人と翻訳家・岸本佐知子さんのトークイベントがあったので聞きに行ってきました。

お話はふむふむと思わず唸ってしまう話題や爆笑してしまうようなことまで、本当に飽きさせない1時間半でした。

会場が児童書売り場のすぐ隣なので、売り場に来ている幼児の声がかなり聞こえてきて、初めのうちはちょっとうるさいな、と思わなくもありませんでした。

ただ、クラフト・エヴィングの吉田氏が、こういう仕事(作家だけでなく、書店員とか出版社とか印刷なども含めて本に関わる仕事)に就いている人っていうの は、なんだかんだ言っても小さい頃から本が好きだったんじゃないかと、発言されたのを聞き、騒いだりだだをこねたりしている子供の声もうるさく感じなくな りました。

たとえ、多少騒いでいたとしても、こんなに小さいうちからお父さんやお母さんに本屋に連れてきてもらってる体験って、それがきっと将来本が好きになってくれる第一歩になるんじゃないだろうか、と思えたからです。

そりゃ確かに本屋で騒ぎまくって周りの人の顰蹙を買うような子供いますし、それを注意しない親に腹が立つこともあります。でも、それらを差し引いても、 やっぱり本屋に行ったことがない、連れてきてもらったことがない、なんて子供よりははるかにマシだと思えますし、小さな体で本を抱えて、レジまで持って いったなんて経験をした子供の、ほんの数パーセントでもいいから本を好きになってくれる人になって欲しいなあ、なんて思うあたしは単なる感傷屋なのでしょ うか?

コメントする