初恋談義（続篇）
先日、中学の時の初恋のような初恋でないようなお話を書きました。
個人的には、あれは初恋ではないと見なしているんです。あくまで憧れ、ということで。
じゃあ、初恋はいつ、と問われれば、たぶん自覚している中では、やはり中学の時、一学年上の先輩です。
おいおい、学年が二つ上だと憧れで、一つ上だと初恋なの、と言われそうですが、そうなんです。中学くらいって、やはり二つ上ってのは、かなり大人に感じます。でも一つ上くらいだと、なんとなく手が届きそうな感じがするじゃないですか？
で、その先輩、中学の時は単に知っているだけの存在でした。話をしたこともありませんでした。学校の中で見かけたりした時に、一人心の中で胸をときめかせていたんです。
で、先輩は卒業してしまいました。あたしも一年遅れて卒業しましたが、なんと進学した高校にその先輩はいたのです！ 別にその先輩がいたからその高校を受験したなんてわけじゃありません。先輩がどこの高校に行ったかなんて知らなかったんです。
高校に入ってすぐに先輩の存在っを知ったわけじゃないんです。しばらくして、ある委員会で一緒になって初めて知ったんです。もちろん先輩は私のことなんて知るよしもないんですが、委員会活動の中でごく自然と話をするようになり、しらじらしく中学の話をふって「えっ、同じ中学なんだ！」と先輩に自分を印象づける姑息な手段を弄して、だんだんと仲良くなっていったのです。
その後は校舎内ですれ違ったりすると微笑みかけてくれたりして、私には至福の高校生活が流れていきました。決して美人じゃないんですけど、顔の各パーツのバランスがいい、というのでしょうか、とってもかわいくて、ぐっと引き込まれてしまう感じなんですよね。
コメントする