2007年3月20日

いいのでしょうか?

本は、文庫や新書は書店回りをしながら、その店で買ってしまうこともしばしばですけど、単行本は、もうこの数年、もっぱら「アマゾン」を利用しています。

で、最初からそうだったのか、最近になってそうなったのかわかりませんが、ひとつ気になることがあります。

それは売り上げスリップです。

書店業界以外の人もこのダイアリーを読んでいるかもしれないので、ちょっと説明を交えて書きますと、ふつう本屋さんに並んでいる本には売り上げスリップというものが挟まっています。本の真ん中当たり、半円の頭だけ飛び出た、しおりのような紙切れがそれです。

大抵の方が気づいていると思いますが、本を買うときにレジに持っていくと、書店員さんはその売り上げスリップを引っこ抜いてから、カバーを附けるなり、袋 に入れるなりしてくれます。はい、そうです。あの売り上げスリップは「売り上げスリップ」という名のごとく、本を売った時に抜くことになっている代物なの です。

逆から言えば、この売り上げスリップが挟まっている本は、まだ売られていない(買われていない? レジでお金を払っていない?)本であり、既にスリップのない本は売られた(買われた)本であるという印でもあります。

ですので、立ち読みをしているときに「邪魔だ!」といって、その当たりに捨てたりしないでください。また完全に本の中に隠れてしまうような挟み方をしないで欲しいのです。レジで書店員さんが困るので(笑)。

さて、そんな決まりのあるスリップですが、アマゾンで買った本の場合、この売り上げスリップが付いたまま(挟まったまま)届くのです。

確かに場合によっては届いた本を返品することもありますので、挟んだままの方が、そういう場合には便利でしょう。でも、大多数は返品なんかされずに、きちんと御伽さんの手に渡っているのだと思います。

ネット書店のアマゾンも、立場的には書店ですから、本を売ったときにはこのスリップを抜かないといけないんじゃないかと思うのですが、ネット書店は別なのでしょうか?

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