2007年2月24日

北京のシュークリーム

中国旅行も終わり、北海道出張も済み、ようやく一息。
 
そういえば、出張の最中に、ふと、ビアードパパのシュークリーム屋が目に留まりました。
 
このチェーン、「店舗一覧」を見てもわかるように上海や北京にもお店があるんですよね。北京で一度買って食べてみましたが、日本と味は変わらないと思いました。
 
でもねえ、安いもがいっぱいある中国だと、やっぱり高いのかな、って以前のあたしなら思ったものですが、最近は北京も上海も物価が高くなっていて、ちょっとしたもの、日本と同じものだと内外価格差がほとんど無いなあって感じがします。
 
そして、それをごく普通に、値切ることもなく買っている中国人が多いこと! 彼らの所得も相当上がっているのがわかります。
 
そんな北京ですが、今回の旅行で絶対に忘れてはならないお店を見つけました。
 
実は「るるぶ」にも載っていたんですけど、「福瑞林西点」というお店です。
 
北京の故宮の北にそびえる景山の北をさらに北上すると、正面に鼓楼が見えてきます。この、もう少しで鼓楼に到着というあたりの右側(地安門外大街の東側)にあります。
 
だいたい、いつもお客さんが並んでいるので、見失う(探せない)なんてことはないと思います。建物は昔ながらのものを利用しているのでしょうが、お店は清潔感があります。ガラス越しにいくつものシュークリームが並んでいます。
 
ガラスの上部にはメニューが、価格とともに書いて貼ってありますが、どれがどれなのかよくわからないのが悲しいです。とりあえずメインのシュークリーム(一番オーソドックスなやつ)はすぐにわかりました。
 
だって、みんなそれを買っているんですから! 他の商品も買ってますが、誰もがそれを必ず買っているんです。
 
なので、あたしもそれを買いました。買う単位は「1斤」です。たぶん、半斤なんて買い方もできるのかも知れませんが、まあ、そこはいいでしょう。だって、そのシュークリーム、1斤つまり500グラムで8元ですよ。
 
今回の旅行中は、だいたい1元が日本円で16円くらいでしたから、130円程度で、シュークリームが500グラムです! ちょっとしたビニール袋で2袋になります。
 
ここのシュークリーム、どれも小ぶりです。せいぜい2センチから3センチ程度の大きさなんです。だから1斤で100個くらいは余裕であったんじゃないかと思います。
 
シューが美味しいのは言うまでもないですが、中のクリームがとっても美味しかったです。甘すぎずに、ほどよいおいしさです。
 
これまで何度か中国でクリームの入ったパンとか、ケーキ(洋菓子)とかを食べたことがあります。上海の、見かけは非常に瀟洒なお店のものも食べたことあるのですが、どうしてもクリームが日本や欧米のレベルに達していない、と感じていました。
 
しかし、しかし、ここのシュークリームは日本で売っても十分行列ができそうな味です。(日本で500グラム130円で売り出したら絶対大ヒットでしょうね。)それくらいのおいしさでした。
 
この鼓楼・什刹海付近、最近は自転車で胡同巡りなんかをする外国人もよく訪れる場所ですので、自転車に乗る前に買って、シュークリームを頬張りながら胡同巡りというのも一興です。
 

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