2007年1月15日

立場が異なれば…

宮崎で鳥インフルエンザが発生して、1万羽以上の鶏が処分されたそうです。
 
この数年、アジア各地で鳥インフルエンザが流行し、今回のように何万という規模で鶏が処分されたニュースを耳にします。処分ってつまり殺されてしまうわけですよね。あたしは特に動物愛護精神にあふれた人間ではないですが、実際に処分をしている人や農家の人の立場であれば、出来ればやりたくないという気持ちにもなるでしょう。
 
それに、感染しているかどうかを一羽一羽確認しているなんてできませんからやむを得ませんけど、実際にはその一万羽の中にはまだ感染していない鶏だって含まれていますよね?
 
そんなニュースと並列してってわけじゃあないでしょうが、天気予報などでは、この時期は乾燥しているので、これからインフルエンザの流行が心配されるなんて言ってます。確か去年はインフルエンザが大流行したとか。もう覚えていないなんて、情けない……。
 
で、ふと思ったのです。
 
もし人間より高等な動物がいたとしたら、って。
 
去年みたいに日本でインフルエンザが大流行したときに、その高等な動物が、「うむ、インフルエンザ方の地域に広がったら大変だ! よし、日本列島に住む人間をすべて処分してしまえ!」なんて思ったりしたら、と。
 
インフルエンザが流行っているけど、あたしは感染してないよ、なんて騒いでも手遅れ。日本人はドンドン処分されていってしまう……。ちょっと怖い、否、かなり怖い。
 
だからといって、宮崎の鶏を処分するな、とは言いません。かわいそうだとは思っても仕方ないと思っています。かわいそうだと思うなら、今後は絶対に感染しないように、感染ルートの特定やそれに対する予防策の徹底を図るくらいしか、手段はないのかもしれませんけど。
 

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