2007年1月 6日

ハイフン

そろそろ年賀状も一段落でしょうか? 届いた年賀状を見て「あ、この人出してなかった!」なんていう人に慌てて年賀状の返事を書いて出すと、今ごろ届くものではないかと思います。それに、さすがにこの三連休をすぎてしまうと、たとえ返事を出すにしても、年賀状ではやはりおかしいとも思いますし。
 
さて、年賀状を見ていて、今年は一段とパソコンを使った年賀状が増えたなあという印象を受けました。今までは手書きや手作りに拘っていたような人からもパソコン利用とおぼしき年賀状が届きましたから。
 
あたしは別にパソコンだからよくない、やっぱり手書きだ、という考えは持っていません。読むに堪えないような汚い字の年賀状をもらうよりは、工夫を凝らしたパソコンの年賀状の方がよっぽど好きです。
 
昔から、「謹賀新年 今年も……」といった文面だけの印刷年賀状が存在していたじゃないですか。あれが最低だと思いますね。喩え手書きの部分がなくてパソコン利用の年賀状でも、構図とか文面にその人らしさが出ていれば、よいのではないかと思うのです。
 
最近は、逢ったこともない子供の写真を使う年賀状は嫌だといった意見も聞きますが、個人的には子供の写真は好きです。むしろ、自己顕示欲的に自分の業績やら家族の近況などを事細かに書き連ねるような年賀状が閉口します。
 
たぶんご本人は、なかなか会う機会もないので、こういう機会に近況をお知らせしようということなんでしょうけど、ほとんど逢わない人っていうのは、特別な事情がない限り、その人の近況にも興味がないわけで、それをいちいち報告されても困るんですよね。
 
と、文句ばかりになってしまったようですが、基本的には、あたし、どんな年賀状も好きです。基本的に嫌いじゃないです。もらって嫌な年賀状には返事を出さなければいいわけですから、特に何とも思いません。
 
むしろ、以前は編集部にいたからでしょうか、気になるのが住所の番地です。パソコンで表書きも印刷されるようになって、特に気になるようになりました。
 
たとえは、「本町1-2-34」なんていう住所だったとします。
 
今、あたしは「1-2-34」を全角文字でテンキーを使って入力しました。なので「-」はマイナス記号のような形状です。別に全角でなく半角でも構いませんが、番地=数字の間の「-」はあくまで記号としてあるものだと思います。
 
でも、届いた年賀状をよく見ると「ー」という音引き記号を使っている人が多いんです。数字の間に、音を延ばす記号である音引き記号の「ー」が挟まるのはおかしいじゃないですか。
 
かつてのDOS時代のパソコンですと、画面上はマイナス記号というかハイフンと音引き記号の違いが、画面で見てもほとんどわからない感じでしたが、今のディスプレイならそれはありえません。
 
こういうのって、複数の人間でデータ入力をしているときにもありがちですよね。あたしの勤務先も顧客の名簿なんてのがありますが、その住所のところ、今言ったような音引きかハイフンかという不統一もあれば、半角か全角かという不統一もあります。これってデータベースの場合、統一されていないと検索が面倒になるので困りものです。
 
ということで、あたしは届いた年賀状を見るにつけ、中味や手書きか否かといったことではなく、こういうところに目がいってしまいます。
 

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