40代、マザコン男
寝しなに読んでいた『理想婚』で、このままでは結婚できないと焦った主人公の、自分の将来をシュミレーションするシーンがありました。
その中で、このままだと条件のいい男はいなくなって、バツイチ子ども二人なんかしか残っていない、と想像する流れの中で、こんな男しかいない例として「40代マザコン男」というのが挙がっていました。
きちんとした定義こそありませんが、結婚もせず(できず?)にずるずるとしているうちに40になってしまった男性、ってことらしいです。バリバリ仕事をこなして、いつのまにか40代のちょいワルって感じではなく、いつまで親と同居していて、すねをかじっている親離れできていない、キモイ(?)男っていうのがそのイメージのようです。
で、ふとわが身を振り返ってみますと、半年後には40歳! 結婚もせず母親と同居!(←妹は一人暮らしをしているので、実際は二人暮らし!) 決して女に脇目もふらずにバリバリと仕事をこなしてきて気づいたら40歳なんてタイプじゃあないし……(涙)。
そうよ、マンマあたしのことじゃない?
で、世間ではそういう男性に対して、その人がどういう人であるか否かを判断する前に、そのような状況証拠だけで「キモイおとこ」っていうレッテル(烙印?)を貼ってしまうのよね。
どんなに悪くたってそんな男は絶対イヤ、っていうようなセリフが『理想婚』の中でもあったような気がします。本としては楽しく面白かったんですけど、そういった現実逃避から実生活に戻ってくると、吹雪の南極大陸に何の装備もなく一人取り残されたような寒さを覚えました。(←よくわからない比喩?)
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