2006年12月21日

言い間違い

岩波新書『翻訳家の仕事』を買ってみました。登場する翻訳家の方は知っている方を含め、あたしの勤務先と縁のある方が大勢います。
 
三十数名の翻訳家の、翻訳苦労話が載っているんですが、この手の本、あたしは基本的に最初から読む人なんですけど、営業回りの途中の電車の中だったので、パッと開いたページから読み始めました。それが岸本佐知子さんのところでした。(なんで?)
 
内容は、少女の言い間違いが楽しい作品の翻訳にまつわる抱腹絶倒のこぼれ話です。いろいろ言い間違いを集めたそうですが、ネットで調べると幼児のものが多かったというのは意外な発見でもあり、深くうなずける面もありでした。
 
そういえば、あたしのいとこの子供(女の子)も3歳くらいのころ「色えんぴつ」を「エロえんぴつ」と言っていました。お願い、他人様の前では叫ばないでね、という感じですが、きっとエロ系の大人の塗り絵で役に立つに違いない代物だと予想されます。(←売ってるのか?)
 
こんな風に子供(幼児?)の言い間違いは捜しやすいようですが、岸本さんが翻訳していた作品の主人公が9歳の女の子で、このくらいの年齢の子供の言い間違いを捜すのは大変だったとか。
 
確かに、大人の言い間違いならいくらでもありそうですよね。あたしも数ヶ月前ですが、会社でみんなと話していて「セレブ」を「セフレ」と言ってしまって爆笑されました。
 
それと水戸黄門がしばしば旅先でお節介(世直し?)をするときに言うセリフ「袖すり合うも多生の縁」を、なぜかあたしは「乳繰り合うも多生の縁」と言ってしまいました。
 
誤解の無いように書いておきますが、あたしは品行方正で、決してしばしば「乳繰りあって」なんかいませんので!

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