2006年12月16日

十七太郎?

数日前の朝日新聞に載っていたんですけど、ジャストシステムのワープロ「一太郎」ですけど、来年2月に最新バージョン発売だそうで……

「一太郎2007」って言うらしいですけど、バージョン的には「十七太郎」だってどっかに書いてあったような気がします。うろ覚えですけど(汗)。

公式サイトを見ると、これと同時にオフィススイートも発売になるようで、これが「JUST Suite 2007」って言うらしいです。内容は一太郎(当然ATOK付)の他に「三四郎2007」「花子2007」「Agree2007」という表計算、グラフィック、プレゼンのオフィスソフト群とメールソフト、PDFファイル作成ソフトからなるそうです。

たぶん、これまでの流れからすると、オフィススイートもかなり安い値段で提供されるんでしょうね。MSオフィスを持っていないとか、MSはキライって人にはいいかも。ただ、「一太郎」も最近は大きなバージョンアップポイントもないし、花子などの他の製品については、申し訳程度に「機能強化!」が謳われているだけで、なんでわざわざ「2007」なんてバージョンを名乗っているの(?)と言いたくなるような製品に終わっているんじゃないかという危惧もあります。

それにしても、あたしが大学生の頃、そうWindowsの「3.1」が出始めの頃で、ようやくパソコンも言葉どおりパーソナルなものになってきて、あたしもパソコンを買ったのはこのころです。思い出すと、たぶん高校の頃に「FM-Towns」なんていう富士通のパソコンのテレビCMが流れていたような想い出もよみがえってきます。

それはさておき、そのころのワープロと言えば誰もが一太郎を使っていたと思います。ワードなんてまだまだだよ、というのが大方の一致した見方でしたよね。それがWindows95の頃くらいでしょうか、徐々にワードが伸びてきて一太郎も安穏としていられなくなったのは。

個人的には、一太郎が重いのに対して、ワードはさくさく動いていたのが魅力でした。面倒な漢字を使う時には、その頃はまだ一太郎の方が便利だったので一太郎を使いましたが、ふつうの手紙や文書の時はワードを使うというのが、あたしのやり方でした。

一太郎だと漢字が使えるというのは独自方式を採用していたためで、それがその後はネックになり、ユニコード対応を早々と成し遂げたワードに後れをとった原因ではないでしょうか。

それと、このころのパソコンはワープロと表計算ソフトをバンドルして売っていましたが、ワード+エクセルに対し、一太郎はロータスの1-2-3と組んでいることが多かったのですが、このロータスの元気がなくなってしまったのが一太郎にとっては痛かったのではないでしょうか?

ロータスと言えば、MSオフィスよりも、ロータススーパーオフィスの方がなんか好きでしたけど、どうなってしまったのか?

今思い出すと、当時は「一太郎」と「MS-Word」の他に、今挙げたロータスの「WordPro」があり、富士通の「OASYS」、コーレルの「WordPerfect」なんてワープロソフトたちがしのぎを削っていたんですよね。ある意味では幸せな時代だったと思います。

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