高速だけが道路じゃない?
日曜日って言うのは、テレビ各局がワイドニュース番組を朝から放送していますが、それを見ていると、今週の大きな話題は道路特定財源ってやつみたいで…
ガソリン税など、車を持っている人が負担している税金は道路整備など車社会のために使うべきだというのが道路特定財源で、それを他の用途にも使えるようにしようというのが、安倍内閣の公約のようです。
その是非はともかく、まずは自民党の道路族の議員の連中が見苦しいです。そもそも会議なのにテーブルの上には灰皿が置いてあるという時代錯誤な会議環境。信じられません。
道路が必要かどうか、あたしなんかは都会に住んでいるので、地方の高速道路なんか無駄だと思ってしまいがちですが、地方の人にとっては大事なライフラインだという主張もわからなくはないです。
でも、山や森を切り開いて高速道路を造ることないでしょ、って思うのです。あたしは母方の田舎が新潟県上越市なので関越自動車道を利用する機会がけっこうあります。上信越道には入らずに、そのまま関越を北上し六日町で下りて国道253号線を通って上越市へ向かいます。
この253号線。国道だというのにひどい道です。急カーブはあるは、すれ違うのもやっとという狭い箇所はあるは、トンネルも暗くて狭い、というひどい道なんです。もちろん歩道の整備もなってません。
で、思うんです。こういう道路の整備をもっと進めるべきであって、高速道路を造る必要はないって。高速道路は、もう今ある程度で十分です。それよりも一般道、つまり国道をきちんと整備した方がいいんじゃないでしょうか? その方がお金だってかかりませんし、本当に地元の人が必要としているライフラインとしての道路ってのは、そっちだと思うんですよ。
そういえば、たまたま見ていたTBS系の番組で、コメンテーターの大宅映子が言っていた「道路が欲しいんじゃなくて、道路工事が欲しいんだ」という一言が、この問題の真実なのでしょう。それが見えるから、あの道路族の議員連中が好きになれないんですよね。
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