2006年12月29日

効かない?

先週の日曜日、新聞各紙には年末特集読書ページとして、書評委員が選ぶ今年の3冊といったような記事が揃い踏みしていました。

お陰様で、あたしの勤務先の本も何冊か取り上げていただきました大笑い。よし、年末へ向けてラストスパートだ(!)という感じで月曜日を迎えました。








ところが、電話やファクスで追加の注文がどっさり来るもんだと思うじゃないですが。それがさっぱりなんです。

いえ、全く注文が入らないわけじゃないですよ。でも、ほとんど反応がないに等しいんです。今週も書店回りをしてきましたが、とりたてて「今年の...」に選ばれたからって補充をしてくれる書店さんはありませんでした。

「とりあえず、まだ少しあるから、年末年始はこれで大丈夫だと思うよ」

という書店さんが多いんです。あたしんところだけ(?)と思いきや、さにあらず。同じように新聞で紹介された他社の本でもほとんど補充をしていないそうです。「うーん、十分間に合いそうだから」ってことです。

もちろん、年末の読書欄に取り上げられることを見越して、事前にちゃんと補充をしておいてくれた書店さんも多いんだと思いますが、でも一昔前ならもっともっと追加注文が来ていたものです。

時代が変わったんでしょうか? それとも、もともと配本しすぎていたんでしょうか? 12月は各社ともに新刊が多かったようで、書店の売り上げもやや上向 いているという話ですが(書店回りの時に仕入れた情報では)、まだまだ底を打ったと言うには、出版界の道のりは厳しそうです。既に数年来「底を打った」と 言われ続けているわけですから......号泣

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