2006年12月24日

3点登場かな@朝日

年末恒例、書評委員が選ぶ今年の三冊。

あたしん家は朝日新聞ですが、

●テヘランでロリータを読む
●シェイクスピアの驚異の成功物語
●僕はマゼランと旅した

の3つを取り上げていただきました。ありがとうございます。

まあ、「テヘラン」はあれだけ書評に出ていたので順当と思いますが、個人的にはいわゆる「海外文学」作品が入らなかったのが残念です。(「僕はマゼラン」は編集部の選なので、ちょっと除外。)

やはり海外文学って、いまは氷河期なんでしょうか? 他社のなら何作か選ばれていたので、やはりあたしの勤務先がもっともっと魅力的な作品を出さないといけないってことなんでしょうね。それなのに、ご贔屓にたくさん売っていくれた書店の皆様には頭が下がる思いです。

しかし、他の新聞でも軒並み同じような特集になっているのでしょうけど、書店員さんから見たらどういう感想なんでしょう? 順当? それとも驚き? 失望?

読書家、本好きの方だとどういう3本になるんでしょうね? 本屋さんでも、その店のお客さんの中から「書評委員」を選んで本を選んでもらうっていう企画やってないのでしょうか? 時々、お客さんの感想をポップに仕立てている書店もあるようですが......


さて、週が明けたら、各紙の今年の一冊を、改めて書店さんにプッシュしなければ、と思うのですが、果たしてどの程度効果が現われるのか......。最近よく耳に するのが、新聞をはじめとしたメディアの力が落ちているという言葉です。評論家やジャーナリストなんかが言ってます。つまり、新聞が政治家を叩いても、国 民的には却ってその政治家の人気が上がってしまうという逆転現象(?)を指して言っていたと思います。小泉時代にそれが顕著になったようですが、同じこ とって書評にも言えますね。以前ほどは書評が出たから売れるという感じではなくなっているようです。もちろん出ないよりは出た方がはるかに売れるんですけ どね。

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