2006年11月18日

幸せ配達人なのにおすそ分けを求む!

今日の晩は、ふだんお世話になっている書店員さんの結婚披露パーティということで表参道まで出かけていきました。

この数年、って、まだあたしは営業部に移って三年ほどなので書店回りも三年ほどしか経験していない新参者なんですが、回っている書店員さんの結婚が多いのに驚いています。

このダイアリーでも何回か書いたかも知れないんですけど、もう10指に余る(←って言うと10人以上の意味でいいんですよね?)人数になったのではないかと思います。

結婚を機に辞めてしまった人、関係なく仕事を続けている人、それぞれですが、考えてみると書店員の女性って基本的には若い人が多いので(ある年齢に達している人はたいてい既婚者、はたまたそういう世界とは無縁な人!)、世間的に見れば適齢期ってことでしょうから、結婚が多くても当たり前なのかも知れません。

でも、そんなに周りに幸せが溢れているのに、幸せ配達人のあたしなのに、どうしてあたしにはその欠片すら訪れないのでしょう? 本当に不思議に思います。

否、不思議がることはないですね、あたし自身に何か理由があるわけで、その理由については自分でも薄々気づいているような次第で……


そんな愚痴は置いておいて、そのパーティ。

どうも、あたしってこの手の知らない人ばかりのパーティって苦手です。もちろん知っている人も会場には何人もいましたけど、やっぱり苦手です。別に今日の会がと言うのではなく、特に業界であるような忘年会、新年会が苦手です。

営業マンならそういう場でどんどん人脈を広げていったりするのでしょうが、あたしにはとてもそういった芸当は出来そうにありません(涙)。そんなんでどうする、と言われても性格的に無理なものは無理なんです。

人脈も広げられないような人間が、こういった場で将来の伴侶を見つけるなんて更に望み薄! 芸能人の結婚などでも(別に芸能人に限りませんが…)ちょっとしたパーティなどで知り合って交際がスタートした、なんていうコメントをよく聞きますけど、あたしには天地がひっくり返っても無理な芸当ですね。そもそも年齢的にこういった席で知り合って交際を始めるなんて、想像もできませんよ!

さて、このパーティについては、ミクシィなどで参加した多くの方々が書いていらっしゃるでしょうから、こういう不特定多数の人が目にするダイアリーでは詳細は省きますが、実は休みの日に夕方から出かけるなんていうのが、あたしにとって久しぶりのことだったんです。

あたしは基本的に休みの日はほとんど出かけない人間で、新聞を取りに出るくらい、玄関から一歩も外に出ないで連休を過ごすなんてこともしょっちゅうの人なんです。

もし出かけるとしたら朝一、午前中というのが定番です。仕事がちょっと残っていて土曜日に休日出勤する場合も、9時前に会社についてさっさと仕事を済ませ、10時前には帰路につく(←以上すべて午前の話です!)というパターンが多く、休みの日も朝は7時には起きている、そんな人間なんです。

だから、朝から出かけていて晩まで予定が入っているというのならまだしも、昼間家にいて晩(夕方)になってから出かけるなんて、ほとんどあたしの基本的行動スタイルにはないものです(笑)。

そんな思いで電車に乗って青山くんだりまで出かけていったわけですが、そもそも都心へ向かう電車には若者が多いですね。これからデートといった感じのボーイ&ガール、既にカップルの二人組などなど、これから夜の街をデートなんですか(?)って聞きたくなるような若者たちで溢れています。もちろん新宿、渋谷あたりでは仕事が終わって食事を楽しむようなサラリーマンとOLのカップルも見受けられます。

そんな人たちを見ていて思いました、というか、気づきました。

若者はこのようにあたしが家でテレビを見たり風呂に入ったり食事をしたり、パソコンに向かっている時間に、こうして出会いを見つけそれを育み幸せを実感しているんだと……。

別に彼氏、彼女がいることが幸せだと単純に思い込むほど、あたしは若くはありません。どちらかというと、幸せとか不幸せとかって言う前に、この歳になったら結婚して子供がいないとおかしいだろう、という極めて古い価値観に囚われているだけなんです。結婚するには相手がいなくちゃならない、そのためには誰かと知り合わなければならないということは理屈では理解していますが、これも本当に理解できているのやら、自分で自分がわからなくなります。


こんなことばかり書いているとバカバカしくなるので、こういうパーティが苦手な第二の理由を書いておきます。ズバリ、タバコです。

あたし、このこともこのダイアリーで何度も書いてますが、生まれてこの方吸ったことありません。高校生がやるような「ふかす」ってことも経験ないんです。それどころか、父親の吸っていたタバコをいじくったりしていた小学生のころ以来、タバコを触ったことすらありません。

それくらいタバコが嫌いなあたしにとって、そこらじゅうでタバコをスパスパやっている人がいる、こういう場というのは拷問以外のなにものでもありません!


【補記】
豊崎由美さん、大森望さん、岸本佐知子さんの鼎談は傑作企画! 本当に嗤わせてもらいましたし、新郎・新婦の人望というものが伝わってきました!

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