2006年11月15日

どうして?

最近のニュースで不思議に思ったこと。

教育基本法の改正で自民党は強行採決をするとかしないとか…。その是非よりも、ああいう抽象的で毒にも薬にももならないような法律の改正にどうしてあんなに躍起になっているのでしょうか?(やらせのミーティングまでして!)

昨今のいじめ問題や若者の道徳心の低下とかっていう問題は、大人やマスコミが勝手に名づけている面はあるとはいえ、少なくとも教育基本法を改正したからといって解決するような問題ではないと思うのですが。

もちろん根本を変えることによって流れを作るっていう象徴的な意味はあるでしょうけど、少なくとも現在の基本法のどこが悪いのか、直さないといけないのか、安倍総理の発言からは見えてこないんですよね。

少なくとも実際に教育に携わっている現場の教師たちから「もう抜本的に教育基本から直してもらわないと、とてもやっていけない!」なんて声があがっているのでしょうか? そんな声はテレビや新聞報道を見る限り無さそうです。よっぽど教育委員会のあり方ってものを検討した方がいいんじゃないかと思ったりもします。(教育委員会って、マスコミに取り上げられるときは、大抵の場合「悪者」にされていますが、必ずしもそうとは言えないと思うんですけど……)


それと、松坂の大リーグ移籍問題。

いちおう、WBCで優勝したのは日本なわけでして、そういう意味では日本が世界最高峰の野球国なんですよね。だったら、日本人選手がメジャーを目指すのではなく、アメリカ人選手が日本のプロ野球を目指すのが本当なのではないかなあ、と素朴に思います。

もちろんアメリカに限らずキューバ、韓国、台湾などの選手も日本のプロ野球を目指すってのが自然だと思うのです。

でも、例えばサッカーの場合、ブラジルって國としては世界ナンバーワンのサッカー王国だと思います(先頃のサッカーW杯では優勝逃しましたけど)。それなのにブラジルのサッカーリーグってあまり日本じゃ聞きませんよね。むしろブラジルの有名選手はみんなヨーロッパでプレイしてますよね。

プロ野球も、これと同じ図式なんでしょう。でも少なくともメジャーリーグの「ワールドシリーズ」という名称は、アメリカ国内でもそういう声が上がっているそうですけど、来年以降は廃止すべきなのではないでしょうか?

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