2006年11月 4日

出来合いの幸せ

今日は午前中ちょっと出かけました。

最近、土曜日に外出してバスや電車に乗ると、しばしば幼稚園児や小学校低学年くらいの子供を連れた親子を見かけます。

子供も両親もけっこう着飾って、それも派手ではなく、いかにもしつけの行き届いた「よい家庭」って感じを漂わせている親子です。

たぶん、小学校などの入学面接か保護者会ってところなんでしょう。いわゆる「お受験」のひとこまなのかもしれないですね。その証拠に(ってわけじゃないですけど)、ほぼ例外なく両親揃っての家族三人連れです。

こういう家族連れ、特にお母さんを見ていてふと思いました。

「お母さん」なんて書きましたが、あたしよりも年下、場合によってはかなり年下のお母さんもいます。両親揃って、あたしから見たら高校生カップルに見えなくもないほど若い二人もいます。

そんなお母さんたちって、やはりキレイだなあ、と思っちゃいます。もちろん好みである、ないというのはありますけど、総じて若くてきれいなお母さんばかりって感じです。

キレイと感じる理由の一つに、子供も健やかに育って、優しい旦那さんもいて、家庭円満、これで子供の受験がうまくいったら本当に申し分ない人生、って感じが全身からあふれている感じなんです。

確かに子供を持って幸せそうな女性というのは、いわゆる美人・ブスというのとは別の「美しさ」ってものを感じます。

そんなお母さん=女性を見ていると、「いいなあ、あたしもあんな人をお嫁さんにしたいなあ」なんて妄想してしまいます。(←これまた、ほとんど変態!)

このダイアリーで何度も書いているように、あたしはバツイチ、子持ちの人がいいなあと考えているので、こういうお母さんたちって絶好の相手なんですけど、もちろん隣にはきっちり旦那さんがいますので、単なる妄想にすぎないんですけど……

で、今日も電車の中でそういう親子連れを何組も見かけ、そんな妄想をたくましくしていたのですが、ふと思いました。

この女性がキレイに見えるのは、彼女自身もそうだろうし、旦那さんももちろんそうなんだろうけど、つまり二人して努力して、幸せな家庭を築いているからこその美しさなんだろうなあ、ということです。

それに引き替え、あたしは努力をしようともせずに、その結果(成果?)だけを教授しようという虫のいいことを考えているんじゃないか、そんな風に思いました。

いま目の前で子供に優しくほほえんでいる美しい人が、あたしのお嫁さんになったからといって、その美しさを維持できるのだろうか、維持してくれるのだろうか、そう思うと、なぜか絶望的な未来しか見えません。あたしには他人を幸せにする甲斐性もなさそうだし、そもそもそんな努力をするのだろうか、そんな風に思えてきます。

なんか心地よい天気なのに、心だけはブルーになって帰宅した三連休の中日でした。

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