2006年11月13日

2006年11月号

好評『テヘランでロリータを読む』は当時、当地では禁書であった西洋の文学作品を密かに読むというスリリングなノンフィクションです。

書店によってはノンフィクや海外事情のコーナーに置いてあることもありますが、ナボコフ、オースティンなどの作品の読書会という内容から、文芸、海外文学のコーナーに置いている書店もあります。一冊の本なのに、捉え方によって書店での置き場所が異なるわけです。

どちらに置かれる方が売れるのか。それはお店の立地条件や客層にもよりますし、どんな本と一緒に並べるかによっても変わってきます。これが正解というのは ありませんが、そのお店にあわせて担当の方と相談しながら、いろいろと試してみます。当たるときもあれば外れるときもありますが、そんな試行錯誤こそ書店 営業の醍醐味です。

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