2006年10月24日

新訳がトレンド?

社内で話していて話題になったこと。

近々、村上春樹訳で『グレート・ギャッツビー』が出ますが、これって光文社の文庫でも出る(出た?)はずですよね。それに以前から野崎訳があったわけですし...。

もしかして、今って「新訳」がちょっとしたブームなのかしら?

そう考えると、あたしの勤務先の「カフカ・コレクション」が好調な理由も納得できます。親本を再編集してUブックス化したものではありますが、池内訳の清新なイメージが受けていることも確かだと思います。

そういう目で眺めてみると、このところ、やはり新訳ブームが来ているんじゃないかと思うわけですよ。

まあ、『星の王子様』のように著作権がちょうど切れた年回りってのもあるかもしれませんが、必ずしも、そうとばかりは言えないですし......。

この新訳ブーム、遡ると、あたしんところで、やはり村上訳「ライ麦畑でつかまえて」=「キャッチャー・イン・ザ・ライ」が出たのが、実は嚆矢だったのでは(?)なんて思ったりします。

こういう最近各社から出ている「新訳」ばかりを集めてのフェアなんて面白いだろうなあ、新訳を読んでおもしろいと感じた人の中には、「それなら旧訳も読み比べてみよう」と思う人も出てくるでしょうし......。

コメントする