2006年10月19日

いつ行くべきか?

このところ書店の新規開店が続いています。

ナショナルチェーンで、その地区の一番店になろうかという大きなお店の場合、お偉方も一堂に会する開店セレモニーってのもあるのでしょうけれど、ほとんどの店は、そこまで仰々しいことはやりませんよね。

さて、この新規店、当然、出版社としても気になることなんですけど、どういうタイミングで新規店を訪問するかが悩みの種です。

上述のようなセレモニーがあるなら、それに参加するというのも一つの方法だと思います。でも日常敵に書店営業をしていないお偉いさんならそれでいいので しょうけど、実際に現場の方と仕事をする身としては、とにかく手当たり次第に挨拶をして名刺交換をしてということに、どの程度の意味があるのかと感じてし まうことも正直な気持ちです。

もちろん一回あって名刺交換しただけで相手をしっかり覚えてしまう、そんな営業の鑑のような人もたくさんいますが、物覚えならぬ人覚えが悪いあたしにはとてもそんな芸当は無理で、こういう場というのは単なる名刺の消費の場でしかありません。

と、こんな風にあたしは勝手に考えているんですけど、書店の方の気持ちってのはどうなのでしょうか? 次から次へと版元がやってきて挨拶して名刺交換し て、なおかつ開店初日となるとお客さんもいっぱい来ていて、その問い合わせなども山のようにあって......なんて状態だと、本音は「こんど、また来てよ」って ところなのではないかと勝手に決めつけているんですけど、どうなのでしょうか?

実際に、書店員の中には開店一週間くらいはてんやわんやで、棚も把握し切れていないから、できれば一、二週間くらい経ってからの方が落ち着いてゆっくり話も出来るんです、なんて言ってくれる人もいます。

でも、こちらもその一方で「あの出版社はちゃんと初日に顔を出していたのに、うちは出していないのはまずいんじゃないか」という気持ちがあるのも事実です。

これが地方のお店で、その日以外に訪問できる日がないというのであればやむを得ませんが都内近郊で、それなりにこちらやあちらの都合で訪問できるようなところだと、やはりいつ訪問すべきかということで悩みます。

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