2006年9月 8日

棚卸し

棚卸しでした。

あたしの勤務先の倉庫は高田馬場にあり、そこに山のように積まれている(←つまり売れなかったってわけ......涙)本を一つ一つ数えるんです。

この二年ほど、パソコンでの在庫管理が進んで、そのために却って実際の冊数とデータ上の数が合わなくなるってことが時々あったりしたので、今回はいつも以上に念入りに検品をしました。

数が合わなくなるっていうのは、たぶん出荷の時に間違えて出してしまったりしているんだと思いますが、そういう風に間違えて出て行ってしまった本たちは、今ごろどこで何をしているのでしょうか?

それはそうと、この棚卸し、やはり倉庫の中で本を一つ一つチェックしているわけですので、品切れになっていたはずの本が出てくることもあり、それが 楽しみの一つです。今回も何冊か無かったはずの本が出てきました。ただ、カバーなどが汚れているので、出荷できる状態に戻せるかどうかわかりませんが (汗)。

でもって、どこの出版社の倉庫も似たり寄ったりなのか、それともうちだけが異常で、他の出版社はきちんと在庫管理ができているのか、機会があれば他社の倉庫見学ってのもやってみたいものです。

いや、書店の人も出版社の倉庫見学ってやってみたいんじゃないでしょうかね? 最近は本を売っていくのに書店員さんの力がかつてないほどに重視され ていて、出版社も書店員を交えての企画・販売ってのを積極的に進めていますから、出版社の本社ビルなどに来たことがある書店員さんは多いと思います。で も、本が山のように積まれている倉庫にまで足を踏み入れた書店員さんというのは少ないのでは?

でもそうなると、読者だって入ってみたくなるのでしょうか? そうですよね。あたしだって一読者として他社の(出版社の)倉庫って見てみたいですから。ただ、うちみたいに売れてない本がわんさかとある倉庫の場合、著者にだけは見せたくないものです(爆)。

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