誤解なきよう......
既にあたしの勤務先のメルマガでも告知されていますが、来月、こういう(↓)本を刊行します。
これ(↑)はもちろん洋書、原書で、あたしんところで出すのはその翻訳です。なんでも全米で150万部も売れたとかっていうベストセラー(ミリオンセラー)作品です。
作品と書きましたが、ノンフィクションです。政治情勢の厳しいイランの首都テヘランで、教え子を集めて秘密の読書会を行なった女性教授の実話なんです。アメリカ人にはキリスト教vsイスラム教、欧米vs中東、というわかりやすい図式なんだと思いますが、日本では多少受け取られ方が異なるでしょうね。
この本の舞台はもう十年近い前のテヘランですが、イランは核問題など現在も世界情勢にとって熱いテーマですので、小難しい政治経済的視点からの読み物ではなく、こういう市民の小さな試み(それでも時の政府にとっては反政府活動!)を通してイランについての理解を深めるなんて、いいんじゃないかと思います。
ただこの本、タイトルは『テヘランでロリータを読む』なんですが、たぶん、他の営業マンが販促に回っていれば、上に述べたような本として文芸担当の方やノンフィクション、各国事情担当の方がきちんと注文してくださるんでしょうけど、あたしの場合......
「帯かカバーに深キョンの写真(もちろん下妻!)の写真でも使うんでしょ? それともベリーズ工房?」
「いえいえ、そういう本じゃなくて......」
「帯に、嶽本野ばらさんの推薦文が載ってるんでしょ?」
「だからー、そういう本じゃないんですよ」
「えっ、だってテヘランでロリータを飼うんでしょ?」
「飼いません、読むんです!」
なんか、こんな流れになりそうで......。どうか皆様、誤解なさいませんように。これは実話です。真面目な本です。
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