2006年8月 4日

電話注文のいろいろ

本を買いたくても本屋さんで見つからない場合は注文ということになります。最近でこそ、ネット書店が、膨大な蔵書量を誇って注文を受け付けてくれますが、やはりまだまだ実際の本屋さんで本を買う、注文する人が多いようですね。

ふつう、本屋さんで注文された本は、本屋さんから取次へリクエストが行き、取次から出版社へと回ってくるのですが、それだとまだるっこい、在庫の有無がわからない、というわけで、本屋さんが直接出版社へ電話をかけてきて注文することも多々あります。

さて、そんな本屋さんからの電話で、最近出した『畑の向こうのヴェネツィア』の注文が入りました。でもその書店さん、たぶん読者(お客さん)のメモがそうなっていたんだと思いますが、

畑の向こうのベネズエラ

と言ったんです。ヴェネツィアだと爽やかな風が吹いてくるような、あるいは静謐さを感じられるんですけど、ベネズエラになってしまうと、そもそも「それ、どこ?」ってな感じです。

まあ、こういう間違いはしばしばあるものですけど、今回はかなり笑いをこらえるのが大変でした。

ちなみに書店を回っていて、近々配本になるカフカ・コレクションの新刊『断食芸人』を「だんしょく・げいにん」と読む方がいるので、こちらも笑いをこらえるのに必死です。

だんしょく → 男色

っていう連想が働いちゃいます(笑)。あれ、でも「男色」は「なん・しょく」って読むのでしたっけ?

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