2006年8月 2日

毎年あるような......

埼玉県でプールの排水口(吸水口?)に女の子が吸い込まれて志望するという事故がありましたが、ニュースを見れば見るほど過失というより管理会社の殺人という感じを受けます(飲酒運転で起こした死亡事故は過失致死ではなく殺人だと思うのと同じ理屈です)。

事故そのものはなんとも痛ましいもので、思い起こすとあたしも子供のころプールで吸水口のところで引っ張られるのを愉しんだ覚えがあります。あたし が愉しんだのはそんなに大きな口ではなく、それに一般のプールの吸水口でしたので、それほどの吸引力はなかったのだと思いますが、それでも子供心に「結構 強く引っ張られた」という記憶があります。

ですので、もっと強力で大きな、今回のような吸水口だと、小さな子供ではあっという間に引きずり込まれてしまうでしょうね。あの吸引力って監視員や管理会社の人たちって、あまり認識してないんでしょうね。そこがなんとも間抜けですし、哀しみの原因でもあります。

しかし、こういったニュース、思えば毎年ありませんか? 不幸にも死亡者が出たかどうかは別として、毎年排水口、吸水口に子供がはまってしまい...といったニュースって必ず聞くんですけど。

どうも、そういう危機管理というか意識の低下があるような気がしますねえ。海でもそうです。

あたしが子供のころ、九十九里に父方の田舎があったので毎年夏には行ってましたが、潮の流れの速い場所ってのは東京っ子のあたしですら毎日海へ行っ ているとわかるものでしたから、ジモティなら当然でしょう。それに泳いでいても「あ、潮が引いてきた」とか「満ち潮になってきた」というのは体で感じられ たものです。最近の海での事故のニュースを聞いていると、どうもそういう感度が鈍ってしまっているような気がしてなりません。

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