2006年6月 2日

さようなら、日本海

秋田で一泊し、今日は移動日です。

と言っても、昨晩は着いただけでしたので、秋田の書店を、移動の前に、いくつか回りました。

ところで、秋田の書店には直接関係ない話ですが、少し前に朝日新聞の一面に、秋田の駅前商店街が写真入りで載っていました。別にいいニュースじゃないんです。地盤沈下するかつての中心街、といったような記事との関連です。

つまり、以前はJRの駅前と旧城下町以来の中心地という繁華街があった地方都市の多くで、国道やバイパス沿いの郊外型商業施設に客を奪われ、これまでの商店街はシャッター通りと化している、ということです。

各地でがんばっているところもあるにはあるのでしょうが、全国的な趨勢としては旧中心地が寂れているのは紛れもない事実です。そんな歳の代表として秋田が写真入りで載っていたというわけです。

でも、回った書店さん、うちの本、結構売ってくれてます。ありがたいことです。

でも、一般論として中心地に人が集まらなければ、いくら本を並べてもなかなか売れませんよね。本だけじゃないでしょうけど。とにかく街全体で集客というか人の流れを変えていかないと、お先真っ暗では?

さて移動先は、新幹線で一時間ちょいの盛岡です。

ここはいま大変です。大手書店の進出計画が持ち上がっているんです。それもかなり大型店の! 盛岡の人口って周辺を合併してせいぜい30万くらいだ そうですから、これがある日突然急激に増えでもしない限り、そんなにたくさん本屋があっても...というのが地元の本音ではないでしょうか? いえ、もちろん 人により業種により、様々な意見があるでしょうから、一方的なことは言えませんが、そんなに集中して進出してくるほど、盛岡に何かがあるのでしょうか?  実は自民党が着々と首都の移転計画を進めていて、その本命だとか? まさか、それはないですよね?

コメントする