2006年5月27日

ジュンク盛岡!

ジュンク堂書店が盛岡に出るという話。

もう、あちこちに載っていますので、内密の話じゃないのでしょうが、地方の販促地域担当で、岩手県を担当しているあたしとしては複雑な気持ちです。

岩手県、盛岡って言えば、東山堂さんとさわや書店さんが地元密着で、きちんと根付いているという印象があります。盛岡市の人口や景気といったものか らすれば、失礼ながら、この両店(と、そのチェーン)で盛岡の人たちの需要というのは十分満たせているのではないかな、と思います。

もちろん、この両店以外にも丸善さんもありますし、書店はいくつもあります。ジュンクが、話によると700坪ってことですから、既存店なども全部つ ぶす気で進出するのでしょうか? 物騒な書き方ですが、そのくらいでないと既存店もジュンクも共存というのは難しいのではないかと、無責任にも思ってしま うのです。


ところで、ここまで書いていて思いました。書店とか店舗っていうのは、しばしば店の広さを表わすのに坪数を使います。住宅などでは最近は「平方メートル」が増えてきましたけど、少なくとも書店業界は相変わらず「坪」ですよね。

あたしが営業部に配属になって最初に感じたのは、世間じゃもう「坪」なんて言ったって通じない人が増えてきているのに、いまだに「坪」なんて言っちゃって、この業界ってなんて旧態依然なんだろう、ということです。業界だけ通じていればいいのでしょうか?

それと、ジュンクの出店を「進出」と書きましたが、地元の既存店からすれば「侵略」じゃないかなあ、ということです。この言葉の使い分け(?)っ て、例の高校教科書・日本史の記述を想い出します。ああ、立場が異なると表現も異なるものなんだなあ、としみじみ感じます。もちろん、あたしは別にどちら かに肩入れしているわけではありませんが(汗)。

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