2006年5月26日

フィルムカメラと辞典

今朝の朝日新聞にフィルムカメラの将来に対する悲観的な記事が載っていました。

確かにヨドバシカメラにしろ、ビックカメラにしろ、お店がメインで売っているのはデジタルカメラのようですし、お客もたぶん9割はデジカメを買っているような気がします。

これだけデジタルカメラにシフトしてしまいますと、デジカメの粗利がどの程度なのか知りませんが、これまでのフィルムカメラの開発継続は難しくなるのも理解できます。需要が減れば、コストが割高になりますし......

で、この記事を読んで感じたのは、紙の辞書と電子辞書の関係です。

もちろん開発費や経費のかかる割合、それぞれの立場・関係(フィルムカメラとデジカメ、紙の辞書と電子辞書......)はカメラ業界と出版業界では全然異なるでしょうけど、なんとなくシンパシーを感じるというか、そういう差違よりも類似性を感じるのはあたしだけでしょうか?

紙の辞書は、電子辞書に押されて、確かに教育的効果など、まだまだ紙の辞書を薦める先生方も多くとても心強いのですが、それでも電子辞書化の流れは とても大きく、電子辞書を薦めるとまではいかなくとも、電子辞書でも構わないという先生の割合は、こちらの予想以上の勢いで増えている感じがします。

岩波書店の広辞苑は、もう紙の辞書では改訂版が出ないとかって噂も聞きますが、広辞苑ですらそうなのですから、他の第二外国語辞典の運命や如何に......。

コメントする