2006年5月12日

2006年05月号

新書判の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の刊行を間近に控えたある日、訳者の村上春樹さんがフランツ・カフカ賞を受賞したというニュースが飛び込 んできました。直接の関係はありませんが、ちょうどUブックスで<カフカ・コレクション>の刊行が始まったところでしたので、社内でも話に花が咲きまし た。村上氏はノーベル賞の有力候補でもあるそうです。

ノーベル賞と言えば、小学生でも思い浮かべるのがキュリー夫人ではないでしょうか。子供の頃に読んだ記憶があります。子供に偉人伝を読ませようとい う取り組みは昔からあったようで、かの與謝野晶子が編纂した『新制女子作文』にも「キュリー夫人伝」が収録されていたそうです。

偶然ですが、ちょうどその『キュリー夫人伝』の新訳が小社から刊行されたところです。創業間もない頃の小社は、その與謝野晶子の著作も刊行していました。

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