2006年4月 3日

翻訳はムズカシイ......

昨日、都内西郊、T市のO書房でのトークイベントに行ってきました。
(↑なんで匿名にしてるんでしょう?)

あたしの場合、翻訳物ってあまり読んでないんですけど(そもそも文芸書ってのをほとんど読まないし......汗)、翻訳家って簡単なようで大変な仕事なんだなあと思いました。

話の内容は、語学の学会でも解釈論などで話されることが時々あるので、どこかで聞いたような読んだような話題と重なる部分もありました。

確かに、日本語でどんピシャの訳語があるんだけど、そんなもの当時のアメリカには存在しないという場合、悩むところです。別にアメリカじゃなくても、時代によってもですけど。

語学の立場だと、翻訳と言うよりは解釈・和訳になるので、あそこまでのこだわりってのはないですけど、語順通りに訳すのか、どこまで意訳してよいの か、といったことは語学や文学の学会でも話題になりますが、象牙の塔の学者先生と異なり、翻訳者の方って「売れる・売れない」っていう現実がまずあります から、もっとシビアな世界だなあと聞きながら思いました。

読者によって翻訳も変えるのかって話があり、もしそうだとすると同じ本でも出版社によって文体を変えることもあるのでしょうか?(出版社それぞれで読者層って異なりますから。)

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