2006年2月21日

村上春樹シンポ?

今朝の朝日新聞に、村上春樹に関するシンポジウムが東大駒場で三月末に開かれるという記事が載っていました。小さな記事だったので見過ごしやすいですが、サイトはこちらです。

翻訳文学と村上春樹っていうフォーカスなんでしょうか? いずれにせよ、作家としてだけではなく、翻訳家としても活躍している村上春樹さんですか ら、こういうシンポジウムも可能なのでしょう。折から、中央公論新社で村上さんの翻訳シリーズが出ていますし、4月にはあたしの勤務先から3年前に出した 村上訳『ライ麦』のペーパーバック版が刊行になりますので、タイミングとしてはちょうどよいのかも?

春先、村上さん訳の作品フェアなんて、書店によっては開催するのではないかと思います。ただ、あたしは前から考えていたんですけど、「村上春樹が訳した外国作品」のフェアも面白いけど、「外国語に訳された村上作品」のフェアなんて出来ないものかと思います。

具体的には洋書を並べるってことです。英語、フランス語、イタリア語など欧米が多数を占めると思いますが、村上作品はアジアでも読まれていますの で、中国語、韓国語は確実にあると思います。こういった各国語の村上作品を集めて並べるというのは面白いと思うのですが......。たぶん、英語くらいは既に開 催したことある書店もあると思いますが、もっと手広く集めたフェアって、過去にあるのでしょうか?

仕入ルートなど洋書だといろいろ困難もあるでしょうし、アジアの本だとなおさらかもしれません。それでも、村上作品なら、そこそこ売れる(返品に悩まなくても済む?)と思いますので、面白いんじゃないかと考えていました。

そんなところへ、こういったシンポジウムの話題ですから、あたしの妄想もあながち素っ頓狂なものでもなかったんだなあと胸をなでおろしています(笑)。

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