2012年11月 5日

なぜ?

中国の万里の長城でなんとも痛ましい事故が起きてしまいました。

現在のところ詳細は不明ですが、新聞やネット、テレビニュースなどで知る限り、中国人ガイドよりも日本人旅行者の方に問題があったのではないかという気がします。

もちろん、中国のガイドのレベル、熟練度、いざというときの対応力など様々な面で問題を抱えているのは確かです。こんな人に命を預ける(と言っては大袈裟か?)なんて大丈夫だろうか、と思えるような場面が少なからずあるというのもよく聞く話です。

ただ、今回の場合はどうなのでしょう? 突然の悪天候、まさか11月の上旬に真冬の雪山のような状態に陥るとは思ってもみなかったでしょう。でも、その兆候は感じられたはずだと思います。その時点で引き返すなり、対策をとることはできなかったのか、悔やまれます。

 

とかく海外旅行の場合、せっかくここまで来たんだから、という意識が働きがちです。なかなか「今回は諦めて次の機会にしましょう」という風にはなりにくいものです。特に今回の旅行者はやや高齢の方ですから、失礼ながら、もしかすると「次はない」という意識もあったのではないかという気がします。

お客にどうしても行きたいと言われたら、そうとうな意思と胆力がないと、ガイドの方は断われないのではないでしょうか。それとも、日本人が引き返そう、やめようと言ったのに、中国人ガイドが大丈夫、大丈夫と言って連れて行ったのでしょうか?

あたしも初めて長城へ行ったときは雪でした。手すりにつかまっていないと滑ってしまい、かなり怖い思いをしたものです。なかなか雨が降らないと言われる中国ですが、時にこんなドカ雪が降るのですね。

2012年10月10日

何がスゴイって

ノーベル賞を受賞した山中教授。まだ50歳なんですね。あたしとそれほど変わらないじゃない、と思ってしまいます。

別にノーベル賞を取った、ということが羨ましいのではありません。山中教授は、奥さんもいて、娘もいる。奥さんはお医者さんで、娘さんは、二人いたとニュースで聞きましたが、二人とも医者を目指す医学生だとか。もうそれなりに大きなお子さんです。

うーん、たった数歳の違いで、家庭を持っている山中教授と、いまだに結婚相手はおろか、恋人や友達も作れない、見つけられないあたし。

この絶望的な差。

如何ともしがたいです。

2012年10月 9日

ご学友

しばらくはノーベル賞ウイークになりそうです。山中教授が受賞し、関連本が売れるかも知れません。あたしの勤務先では直接関連する書籍はありませんが、こんな本がややかすりそうです(汗)。



この後、今年は何名の日本人受賞者が出るのでしょうか? と、あまり期待ばかりしてもしょうがないですが、出版界では今年こそ村上春樹の文学賞受賞を、という声が日増しに高まっています。既にこれだけ売れているので、受賞したからといって大幅な増売は見込めないと冷めた見方をする書店員さんもいます。確かにその通りだと思いますが、それでも出版界に明るい話題が訪れるのは全体の活性化になりますので歓迎したいところです。ちなみに、あたしの勤務先ですと、これです。



著作ではなく翻訳ですが、なんといっても原作が超ベストセラーですから、一緒に売れてくれると嬉しいです。

ところで、朝から山中教授がらみのニュースが多いですが、こういう時に必ず現われる「ご学友」って、どうにかならないものでしょうか? いま現実につきあいのある人ならいいですが、卒業後まったく会ったこともないクラスメートなんて、いまさらしゃしゃり出てこられても困ります。

出る方も出る方で、よくぬけぬけとインタビュー受けていられるな、と思います。有名人になると親戚が増えると言いますが、ご学友も増えるものですね。

2012年10月 7日

怖いのか楽しいのか

暑い夏が終わったと思ったら、世間的にはハロウィンに浮かれている感じがします。東京ディズニーランドが毎年のようにイベントをやっていますから、もう日本の行事の一つとして認知されたかのように感じます。

でも、今でこそ楽しいお祭りのように扱われていますが、あたしが子供の頃には「ハロウィン」なんて単語は日本語には存在せず、一部の人を除いては何のことやらサッパリわからないという状況だったはずです。そして、ハロウィンと言えば、むしろあたしたち世代に深く記憶されるのはこの映画ではないでしょうか?



そうです。ジョン・カーペンター監督によるホラー映画です。

少なくとも、あたしはこの映画で初めてハロウィンという言葉、キリスト教世界の行事を知りました。もちろん、恐怖体験として。当時は、「13金」「エルム街」などホラーのシリーズものが流行っていたので、よく見ていましたが、劇場で見たのではなく、後からテレビ放送されたのを見たので、どの作品が先行するのか、そういったことはわからずに見ていました。今となっては、どの作品を一番最初に見たのかも思い出せません。

ただ、とにもかくにも、ハロウィンと言えば怖いもの、という図式があたしの頭の中にインプットされたのは間違いなく、たぶん、あたしくらいの世代であれば、同じような経験をしている人も多いのではないでしょうか?

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