2012年10月15日

ひつじぐも

午後からの外回り。

ふと空を見上げると、西の空にもくもくとひつじ雲が浮かんでいました。まるで牧場で群れている羊たちのように。

思わず、空に手を伸ばして触りたくなりました。ふわふわと、それはそれは触り心地がよさそうな雲でした。

そして夕方。

水色の空にほんのりと茜が差し、羊たちもオレンジに染まりつつある微妙な時間帯。たぶん10分早くても遅くても、この美しさは失われてしまうのだろうなあ、と思います。

とても人工的には作り出せない、自然そのままの美しさ、思わず写真に撮りたくなります。

が、ふと写真に撮った場合、いまならさしずめケータイやデジカメですが、取った瞬間にこの美しさはCMYKかRGBか知りませんが、とにかくそんなものに変換され、いつでも再現可能な代物に成り下がってしまうのですよね。

やはり写真に撮らず、目に焼き付けたのが正解だったのでしょうか?

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