2012年10月 5日

「年賀状に子供の写真を使うな」的な...

Facebookで、「友達」の投稿を眺めたり読んだりするのは楽しいものです。あたしは無精で。あまり書き込みに「いいね」を押すことが少なくて申し訳ないのですが、楽しませてもらったり、有意義な情報を得たり、啓発されたりしております。

ただ最近になりまして、ちょっと違和感を感じるようになったのも事実です。その違和感というのは次のようなものです。

あたしは基本的にFacebookの「友達」は仕事上の知り合いだけです。ほぼ百パーセント、それです。言葉の正しい意味での友達はおりません。ですから、上にも書いたように、仕事上の情報交換だったり意見交換だったりという面では非常に有用なツールだと思って使っています。

ですから、ごくごく個人的なものであっても、その人の人柄が見えるような書き込みは微笑ましく読んでおります。ただ、その中に、配偶者とか子供といった「家族」の話題が入ってくると、「ちょっと待って」という気になってしまうのです。

正直に言えば、あたしが配偶者もいなければ子供もいないから、嫉妬しているのだと指摘されれば否定は出来ません。そういう気持ちが心の片隅にあるのは確かだと思います。ただ、基本的にビジネスライクに使っている中にそういうものが混じってくると、「うーん」と考え込んでしまうのです。

もちろん、そういう書き込みは読まなければよいのです。飛ばせばよいのです。でも、画面をスクロールするのって結構面倒だったりしますし、そこでさらに一部の「友達」同士で盛り上がっているコメントなんかが目に入ってしまうと、ますますげんなりしてしまいます。

「子供を連れて某所へ行きました」といった写真付きの書き込みも、基本的には微笑ましく、楽しいものですし、羨ましいとも思います。嫌っているわけではありません。だから違和感と表現しているのです。言うなれば、会社の会議で家族などプライベートな話題を出されるような感じでしょうか? 会社でも雑談の時なら聞きますけど、今は会議中ですよ、と言いたくなる感じです。

それで思い出したのが、ひと頃話題になっていた「年賀状に子供の写真を使うな」という議論です。

そんなニュースを聞いたとき、あるいは記事を読んだとき、あたしも初めは「結婚できない負け犬のひがみじゃないか」と思っていました。そういう意見を表明していたのは主に女性が多かったと記憶していますので。でも今回、Facebookであたしが感じたのと同じような感覚を、持っていたのかも知れませんね。

もちろん、年賀状というのは原則として友達から届くものであり、そういうプライベートな部分をさらけ出し合っても違和感はないと思います。まさか会社に届く、ビジネスライクな年賀状に子供の写真を使う人はいないでしょう?

と、細かな点ではかなり異なるのですが、なんとなく、似た感覚なのかなあ、という気がしました。

そんなことより、あたしが自分の子供の写真を使った年賀状を送れる日は果たして巡って来るのでしょうか?


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