2012年9月26日

そして右傾化?

中国や韓国でナショナリズムの嵐が吹き荒れて、日本に対する強硬姿勢が、全体として国民の支持を得るような情勢です。それに呼応するかのように、日本でも右寄り、それも最も右寄りな感じの安倍晋三が自民党の新しい総裁に選ばれました。次に総選挙が行なわれたら自民党が政権を奪還するでしょうから、それまで無事に総裁でいられたら、この人が総理大臣ですよね。

なんとなく、中韓の勢いに飲まれるように日本でも右寄りな風潮が起こっているわけですが、中国学を学んでいた身としては、やはり中国と事を構えたくありません。今は亡き恩師も「中国とは戦争をするな」と言い残されたので、あたしは決して中国と武力で闘うようなことはしたくありません。

しかし、最近の多くの日本人からは「やられっぱなしでは腹が立つ、こっちからもやり返してやれ」といった空気を感じます。大阪の橋下や今回の安倍晋三が支持されるのもそういう空気の中で生まれたものだと思います。

そういう空気もわからないではありませんが、どうなのでしょう? この人たち、憲法を改正して日本も軍隊を持つべきだと言っているんですよね。いざとなったら徴兵制だなんてことも言い出しかねない人だと思います。

安全だという言葉を鵜呑みにして、いつのまにか原発を許してしまい、今回の福島のような取り返しのつかない事態を招いたのと同じことが起こりそうな気がするのは杞憂でしょうか?

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