2012年9月23日

悪魔祓い

悪魔祓いと入力したかったのに、まずは悪魔払いと変換されてしまいました。悪魔で払うって、いったいどこのお店で何を買ったんだい、とATOKに突っ込みを入れたくなります(笑)。

肌寒くもあり、ムシムシするようでもあるこの週末、本日は映画鑑賞よりも、HDDに録りだめた映画を何本かDVDに焼く作業をしていました。中国映画とか、やはり残しておきたいものもありますし、妹家族へ送ってあげないとならないものもありますので。

なので、本日鑑賞したのはこの一本です。



なんと、あのアンソニー・ホプキンスが出ていたんですね。とはいえ、彼を活かしきれていたのか、やや疑問を感じる作品です。信仰に疑問を持つ神学生の主人公の不安感も、その原因がよくわかりませんし、結局この作品の中で彼は何をしたんだ、という印象です。

アンソニー・ホプキンスも、主人公に決定的な影響力を与える魅力的な人物なのかというと、いかにも普通の人で、頼りないし、特殊でもないし、すごいわけでもない、そんな人でした。主人公と恋仲になるのかな、というジャーナリストの女性も、ヒロインという役回りまではいっていませんし、こちらもなんのために存在しているのという程度の役割です。

うーん、結局、なんなのでしょう? キリスト教世界だと、カトリック側からの啓蒙映画としてそれなりに興味深く見られたのでしょうか? 実のところ、ほぼ最後まで悪魔なんて存在せず、精神科医に診せるべきだと主張している主人公の態度というか判断力が、もっともリアルに感じられました。

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