2012年8月30日

始まりました!

ロンドン・パラリンピックが始まりました。

あたし自身はオリンピックもそれほど見ていたわけではないので、関心の度合いとしてはオリンピックもパラリンピックも同じようなものです。決して、あたしが障害者に優しいということでもなければ、障害者スポーツに大いなる関心を持っているというわけではありません。ただ単純にオリンピックに対する関心が薄いというだけのことです。

でも、今回の場合、『カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢』なんて本が勤務先から出ているので、否が応でもいつもより関心が高まってしまいます。義足で走るだけでなく、車椅子による各種球技などをテレビなどで見ますと、たぶんあたしなんかが対戦しても簡単に敗れてしまうだろうな、というレベルですね。スゴイと思います。

それにしても、今回、上掲書籍の著者である山中俊治さんがデザインした義足が使われるかどうかは本番までわからないそうです。個人的には、工業デザインという万人に向けてデザインすることを仕事としてきた方が、全く個人的、その人のためだけに作られる義足のデザインを手がけたというところに興味を感じます。

別にNHKのスペシャル番組、ドキュメントではありませんが、義足の選手がロンドンの舞台に立つまでの道のり、さまざまな人の思い、そんなものがこの本に込められているわけですね。メダルを取れたら報われたと言えるのか、そのあたりの機微はわかりません。オリンピックでも、金メダルを当然のように期待される種目。選手がいる一方、オリンピックに出られただけでもスゴイと言われる種目もあります。

たぶん、パラリンピックもそうなんだろうと思いますが、とにもかくにも、テレビの中継や新聞の扱い(紙面スペース)がオリンピックに負けず劣らずであることを期待しています。

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