2012年8月26日

卒業

ここしばらく、AKB48の前田敦子の卒業で芸能ニュースはもちきりの感があります。いまをときめく国民的アイドル、AKB48のエースですから、これだけの扱いになるのもわからなくはありませんが、でもちょっとやり過ぎと感じます。

確かにファンならば、このくらいの扱いになる大事件でしょう。でも、世間一般としては、そんなに大騒ぎするほどのことか、というのも正直な感想ではないでしょうか? 例えば、やはり国民的アイドルと言われたモーニング娘。の後藤真希や安倍なつみの卒業の時に、ここまでの大騒ぎがあったでしょうか? 確かに多少のニュースはありましたが、ここまでの騒ぎではなかったと記憶しております。

では、何故にこんなに騒ぐのか?

なんか、そろそろ人気も落ち目になるだろうことを見越して、少しでも稼いでおけ、という大人の事情が見え隠れするのは気のせいでしょうか? 今回の移籍などのサプライズも、新しい流れを作ると言ってしまえばきれいにまとまりますが、どう見ても戦略的な一手とは思えませんし、後味の悪さを覚えます。

結局、アイドルって男性グループ(←ほとんどがジャニーズ?)も女性グループもいますが、男性グループがそれなりにソロでも仕事をこなしたり、司会業が板に付いてきたりするのに比べ、女性グループの場合は子供の学芸会、運動会レベルのドタバタバラエティでお茶を濁しているのがほとんどですよね。そういった違いに、結局は芸能界って、大人男性社会なんだなあという気がします。

それにしても、前田敦子は卒業して、一人でやっていけるのでしょうか? 後藤真希や安倍なつみ、もう少し前だったらSPEEDの各メンバーのその後を思い出してしまいます。歌手としても女優としても「AKB48の前田敦子」だから成立していた部分って、かなり高かったのではないでしょうか? それがなくなって、芸能人・前田敦子は歌手にしろ、女優にしろ、成り立つのでしょうか?

それはともかく、「卒業」と言えば、あたしにはこの曲です。


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