2012年8月18日

読書感想文

盆休みも終わり、子供たちにとっても夏休みの終わりが見えつつある今ごろ。そろそろ「宿題やったの?」という親の声が聞こえてきそうです。

あたしの場合、その手のセリフを親から言われたことはなく、言われる前に計画的に終わらせていることが多かったです。毎日書かないといけなかった日記のようなものはおくとして、さっさと片づけられる宿題は、だいたい7月中には終わらせておくのが習慣でした。

いや、高校の頃は、期末テストの後の、およそ一週間の試験休み中に夏休みの宿題は終わらせ、終業式の日には、宿題を学校のロッカーに置いて帰宅する、ということが普通でした。夏休みに入ったその日から、宿題からは開放されて、夏休みを満喫するのが常でした。

ところで、読書感想文。

これに苦労した記憶もありませんが、実際に夏休みのような時間があるときに本が読めるのでしょうか? いまのあたし自身を見てみますと、土日のような休みの時って、意外と本は読みません。仕事のある平日の往復、夜寝る前のひととき、そんなときが読書の時間で、休みの日の昼間本を読むということは滅多にありません。

忙しいときの方が却って集中して本が読める、とは誰のセリフか知りませんが、確かにその通りだと感じます。ただ、このセリフが小中学生にも当てはまるのでしょうか? いまきおくをたどっても全く思い出せません。たぶん小中学生に聞いても、私立にでも通わない限り、彼らは電車通学をしていませんから、行き帰りの車中で読書という感覚は持っていないでしょう。

閑話休題。

読書感想文ですが、書くのに苦労はしませんでしたが、書くのは好きではありませんでした。本って、人それぞれ感じ方があるし、何を感じようと好きなわけで、それを宿題のような義務的にやらされるのはどうも好きではありませんでした。

また、あたしが歴史小説とか、あまり子供が読まないような本を読んでばかりいたので、いわゆる先生が求めるような読書感想文が書けなかったというのも、その理由だと思います。

今どきの小中学生はどうなのでしょうか? こちらは仕事として中高生に本を読んでもらおうという運動をしていますが、これも学校の宿題と同じで、ただ先生ではなく、あたしたち見知らぬ大人が言っているだけと、中高生には思われているのではないでしょうか?

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