2012年7月23日

ようやくの自覚症状

小説を読んだり、人と話をしていて、時々感じる違和感と言いますか、感覚の違いと言いますか、それがどういうものなのか、今一つ自分自身でうまく説明できなかったのですが、最近そのうちの一端がわかりました。

その前に、どういう時に感じる違和感かと言いますと、小説であれば、友情とかを全面に押し出してくるタイプのストーリーです。人との繋がりとか、そういったものをノスタルジックに描いたものを読んだりすると感じます。

他人と話をしていて感じるのは、やはり友達とどこかへ出かけたとか、何かをしたといった話を聞かされたときです。

で、何を自覚したかと言いますと、あたしって友達が多い人が好きではない、ということです。

社会人になっても、いまだに大学時代、高校時代の友人とのつきあいがあるという人はままいるようです。中には小学校の頃からの友達ということもあるみたいですが、あたしにはすべて信じられないことです。地方から東京に出てきていて、休みになると地元へ帰って旧友たちと旧交を温めている人もいるようですが、東京生まれ東京育ちのあたしには縁のないことです。

友達がいるという状況が、あたしには縁がないというか、よく理解できない状況なんです。ですから、友達の多そうな人と話をしていると、「なんかこの人とは合わない」という感覚を持ってしまうのです。仕事の話をしているぶんにはよいのですが、「休みの日に友達と...」といったような話になるとダメです。表面上は話を聞いていますが、心の中ではものすごい拒絶反応が起きています。

最近、たまたまテレビでタレント本『後輩力』なんてのを取り上げていたので、ついつい考えてみたら、このような事実に思い当たりました。

読んだ感想を書く