2012年5月30日

呪われてる?

映画監督の新藤兼人さんが亡くなられました。100歳だそうです。昨今、テレビで拝見するときは車椅子に乗られていましたが、それでも矍鑠としてお元気な様子で、とても亡くなるような感じはしませんでしたが......

あたしの勤務先からはこんな本が出ております。



恐らく、現在手に入るもっとも充実した評伝ではないでしょうか?

それにしても、先日の吉田秀和さんといい、どうして立て続けに関係者が亡くなるのでしょう? 少し時間を遡れば、井上ひさしさんもそうですし、J.D.サリンジャーも。そりゃ、人間誰でもいつかは死ぬわけですが、あまり頻繁だと気になるものです。

そう言えば、あたしの父が亡くなった前後数年は、親戚や知り合いなどでも不幸が続きました。こういうことに「はやり」という言葉を使うのは不謹慎ですが、それでも「はやってる」と言いたくなるほどの数年間でした。それに、続けざまに親戚で不幸があると、葬式、七七忌、一周忌、三回忌といった関連行事も続くわけで、個人との親疎によってすべてに顔を出すわけではないにしろ、一年中喪服を着ていたような時期があったことは確かです。

こういう風に、身の回りで不幸が続く時、「離を持つ」と言うらしいです。あたしが「離」を持っているから、あたしの周囲で不幸なことが起きるというわけです。

その伝で行けば、今はあたしの勤務先が「離」を持っているのでしょうか?

くわばら、くわばら。

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