2012年5月27日

確かに上海は......

こんな記事がありました。

色白、お金持ち、きれいの三拍子!「白富美」女性人口で上海がトップに

美人をどう定義するか、と言うことよりも、異性の好みは人それぞれですから、この手の調査って参考になるような、ならないような気もします。

ただ、あたし自身、中国に行ったのは2007年が最後で、昨今中国の若者事情だとか、美人事情などは全くわかりませんから、上海がどうなのか、昔から美人は蘇州ではないか、東北美人という言葉もあったのでは、といった言説の現状を語れる身分ではありません。

それでも、いろいろな事情から判断するに、やはりファッションやトレンドの最先端は昔も今も上海だろうなあ、という気がします。数年前ですが、テレビで世界のいろいろな才能が日本ではなく中国、それも上海に集まっているということを報じていました。それは番組作り的な方便も含まれているでしょうけど、人によっては「いまや渋谷や原宿よりも上海」という考えを持っているようです。

北京はあまりにも政治臭が強く、香港は返還以後元気がなく、そんな中、上海が西側的なものと中国的なものをちょうどよくミックスさせて存在している、そんな印象はあります。もちろん、かつて東洋の魔都と呼ばれた歴史も上海の現在に寄与しているとは思います。

そう言えば、2002年に母と妹を連れて北京、西安、上海を回った後の妹の感想ですが、北京では若い女性で化粧をしている人はそれなりにいる、西安はほとんどいない、上海はほぼ全員が化粧をしていると指摘していました。ぶらぶらと物見遊山の観光客(=あたしたち)が街で短時間見ただけの印象ですが、妹のこの観察はそれなりに鋭かったと思います。

2007年の西安再訪時、街もがらりと変わっていましたが、女性も相当垢抜けて、きれいになっていたのを覚えています。西安の女の子たちのあまりの変わりぶりに、北京ではそこまでの衝撃を受けなかったのも事実ですが、だからといって、西安や北京が若い女性の洗練さで上海を抜いたとは思えません。

当分訪中の機会はなさそうですが、それでも上海の地位はまだまだ安泰なのではないでしょうか? とはいえ、個人的には、2002年か2003年の時に北京の喫茶店で見た店員の女の子のかわいさを上回る女性を見かけたことはないのですが......

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