2012年4月 5日

80周年

紀伊國屋書店新宿本店の歴史書コーナーで「満洲帝国80周年フェア」をやっていました。

なんとも渋い、まさか満州国の80周年でフェアをするとは。

とともに、そうか、もう80年になるのか、王道楽土、五族共和の理想はどこへ行ったのかと感慨もひとしおです。

満洲国(満洲帝国)の年号は確か「康徳」で、これは現在の中国語ではドイツの哲学者カントの当て字ではなかったでしょうか?

それはともかく、現在の日本で満洲建国80年というのは、どういう意味を持つのでしょう? 別に学問的にどうのとか、歴史的にどうか、といったことではなく、ごくごく普通に紀伊国屋に本を買いに来たお客様の目にどのように映るのでしょうか?

まさか、満洲ってどこ? 満州国って何? という人はほとんどいないと思いますが、紀伊国屋に来る人ならば。しかし、それすら怪しいでしょうか?

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